自分に合う保護猫の選び方とは【猫の個性とあなたの相性】
保護猫を家族に迎えたいと思ったとき、どんな猫ちゃんが我が家にぴったりなのか気になります。ペットショップには子猫しかいませんが、保護猫シェルターには子猫も成猫も老猫もいます。それぞれに個性豊かで、どの子もとっても魅力的。
どうやって家族になる保護猫を選べばいいのかわからないという方のために、里親さんも猫ちゃんも幸せに暮らせる保護猫の選び方について考えてみました。
里親になるときに知っておきたい保護猫の選び方
猫ちゃんにはそれぞれ個性があります。年齢、性格、性別、毛色なども多種多様。自分にとってどんなタイプの猫ちゃんが合っているのでしょうか。里親になるときに知っておきたい、保護猫の選び方について解説します。
【保護猫の選び方1】猫ちゃんの年齢で選ぶ
かわいらしい子猫は人気で、里親を希望する方も多いです。だけど、エネルギッシュでいたずらも多く、しつけも必要です。反対に成猫になるにつれて落ち着いている子が多く、問題行動も少ないでしょう。
子猫
- エネルギッシュでいたずら好き
- 人見知り、猫見知りが少ない
成猫
- 子猫よりも穏やかで落ち着いている
- ケンカやいたずらが減ってくる
老猫
- 遊びまわることが少なく、じっとしている時間が増える
- 健康状態に要注意
【保護猫の選び方2】猫ちゃんの性格で選ぶ
一般的にオスは元気で活発、メスは気難しいタイプの猫ちゃんが多いようです。毛色によって性格が違うともいわれています。猫ちゃんはみんなマイペースなんだと思っていましたが、本当に個性豊かでおもしろいですね。
環境省が発行する『猫の適正譲渡ガイドブック』によると、猫ちゃんの性格は大きく3つに分けられるそうです。どんなタイプの猫ちゃんなのか、普段お世話をしている保護主さんに聞いてみると良いでしょう。
活発なタイプ
- 人や環境になじみやすく抱っこも受け入れる
- おもちゃにじゃれついたり、他の猫を遊びに誘う行動も
ノーマルなタイプ
- 人や新しい環境に緊張しつつも、時間がたてば落ち着く
- よくなれた人や猫、おもちゃには積極的
シャイなタイプ
- 人や新しい環境に対して固まる、逃げるなどの恐怖反応を示す
- 常にケージの奥にいるため、根気よく穏やかに接する
【保護猫の選び方3】家族構成・ライフスタイルに合わせて選ぶ
いちばん大切なのは猫ちゃんの年齢や性格が、あなたの家族構成やライフスタイルにマッチしているかどうかです。以下にマッチングの例をご紹介します。
ひとり暮らし・夫婦共働きで留守番時間が長い
- 落ち着きのある成猫でノーマルなタイプ
- 大人だけの家庭ならシャイなタイプ
- 子猫を希望する場合は相性のいい猫ちゃん2匹での譲渡もおすすめ
子どものいる家庭など家族が多い
- 子猫や活発なタイプの猫ちゃん
- シャイなタイプの猫ちゃんはストレスを感じる環境
シニア世代
- 人懐こく安定した性質の成猫や老猫
【保護猫の選び方4】運命を感じた子を選ぶ
保護団体の譲渡会や保護猫カフェで、運命を感じた猫ちゃんの里親になるのもアリだと思います。「以前、飼っていた子に似ている」「いつも笑顔で駆け寄って来てくれる」そんなきっかけで幸せをつかんだ猫ちゃん、里親さんも大勢います。まずは気軽に「保護猫カフェ」に遊びに行ってみるのもいいですよ。
先住猫との相性も確認する
すでに先住猫がいる場合、猫同士の相性の確認も重要です。猫ちゃん同士の性格が合うかどうかは、実際に会わせてみないとわかりません。トライアル期間を利用して、よく確認するようにしましょう。
先住猫のストレスに要注意
先住猫にとって、見知らぬ猫ちゃんの登場はけっこうな衝撃です。子猫など若い猫の場合、すでに多頭飼いしている場合は受け入れも早いですが、老猫の場合は特に注意が必要です。
しばらくは別々の部屋で生活を
しばらくは先住猫と隔離するようにします。いきなり先住猫の縄張りに放り込むと、先住猫も新入り猫もストレスが大きくかかってしまいます。最初はお互いの気配を感じる程度で十分です。
対面するときは「ニオイ」から
保護猫が環境に慣れてきたら、いよいよ先住猫との対面です。まずはお互いのニオイのついたタオルなどを交換し、嗅がせるようにします。そのあとはケージ越しに対面させ、徐々に距離を縮めていきましょう。
まとめ
これまでたくさんの猫ちゃんと接してきましたが、猫ちゃんそれぞれに個性があって本当におもしろいんです。そんな魅力的な猫ちゃんだから、どんな子を家族にするか迷ってしまいますね。
本当にうまくやっていけるかどうか不安、自分のライフスタイルに会っているか不安という場合は、正式譲渡前の「トライアル期間」を上手に活用してくださいね。先住猫がいる場合も同じです。
保護猫を家族に迎える前に、自分にはどんな猫ちゃんが合っているのか「選び方」を考えてみましょう。運命の子に出会えるといいですね。
というわけで、今回は「自分に合う保護猫の選び方とは【猫の個性とあなたの相性】」の話をしてみました。
参考になれば幸いです。
では、また。
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